間違い

園長日記

間違い

誕生会でした。今月は8月と9月の合同だったので、誕生児がとても多かったです。
仏参のお唱えで、間違えてしまいました。いつも唱えているのに不思議です。でもこんなことってよくありますね。集中していているようで、していないようです。この時も、お釈迦様の教えをちょっと思い浮かべていながら唱えていたため、いつもなら、「わたくしたちは・・・」というところを「お釈迦様は・・・」と言い間違えてしまったのです。
お陰で、園児達への話のネタにすることにしました。「間違い=悪いこと」ではないという話です。
間違いは悪いことではありません。失敗することも悪いことではありません。間違いや失敗は、自らその問題点を見つけ出して、修正すればいいのだから、悪いことではありません。それに、もしかしたら間違いや失敗から新たな視点や解決方法を見いだすかもしれません。だからむしろ、間違いや失敗は必要なこととも言えるでしょう。
なのに、間違いや失敗を「悪いこと」と捉えるとどうなるでしょう。間違いや失敗は「許されない」ことになります。例えばまだ箸に慣れない子どもが食事で箸を落としてしまったとします。「なに落としてるの!」「ちゃんと握りなさい!」といったらどうなるでしょうか?子どもはきっと、箸を落としても怒られる、ちゃんと持っていても、落としたら怒られると常に緊張してしまうでしょう。
命に関わるような間違いや失敗なら、厳しく叱る必要もあるでしょうが、それでも、それはどんなことかは、そうなる前に、大人が伝えてあげるべきでしょう。
私のちょっとした間違いから、そんな大きな話にも繋がるなと思いながら話しました。

カレーを早朝から仕込みました。分量計算を何度もしたのですが、結果は沢山余ってしまいました。分量計算そのもの間違ってはいないものの、基礎にした数値が多かったようです。足りないよりましなのですが、次回は余ったとしても今回の3分の1以下にまでに落としたいです。

午後年長がリレーをしていました。2度の台風の雨、そして臨時休園、随分エネルギーも有り余っていたのでしょう。どの子も闘志が漲っていて、赤団白団互角の勝負に、暫く見入っていました。