徐々に

園長日記

徐々に

相次ぐ台風で設置が伸びていた園庭の得点板を設置しました。
以前は、柱を3本立てて取り付けていました。さながら簡易球場の得点板のようでしたが、長年の使用で柱にうまく取り付けられなくなってきたので、去年からブロック塀上部の木製ラティスに得点板だけをネジ止めするようにしました。柱を立てる手間も省ける上にあっという間に取り付けられ、しかも強風に煽られて倒れる心配もありません。はじめからそうしておけば良かったと言われるかもしれませんが、当時はそんな頭はありませんでした。
お陰で楽に設置できたものの、この得点板もそろそろお役御免かなと。ベニヤ板に防水塗料を塗って作りましたが、長年の使用で徐々に角は欠け、年に2ヶ月程度でも、風雨に晒されたことで表面はベニヤ板特有の劣化も進んでいます。
変化していないようでも、気付けば何かしらあるものです。
毎日見ている気付きにくいですが、こうして時を隔てて見て気付くこともあります。
夏休み明けに久しぶりに会う園児達もの様子がだいぶん違っているように。まあ、こちらは劣化ではなく成長ですけれど。
こう書いていたら、ふと子育ても同じだなと感じました。日々子どもと接していても、その時々には気付けなく、いつかどこかで、大きな変化に気付くこともきっとあるでしょう。
その変化に気付いたとき、どう感じるのか、それは結果論であっても、とても重要な気がします。

夕方、お母さんと一緒に卒園児が来園してくれました。新型コロナ等々で自宅に籠もりきりで外で遊べなかったり、友達ともなかなか会えなかったり、不安や不満になることも沢山あったことでしょう。担任たちの姿を見てとても嬉しそうに駆け回っていました。きっと幼稚園が心の拠り所になっているのでしょう。
いつでも、またおいでね!