誘い

誘い

朝の自由遊び後に各クラスが集まって、体操を始めるのですが、テラスで立ったままの年長児が一人いました。
すると、その子の近くで集まっていた2歳児の一人がその年長児に近づき、「行くよ、体操するよ」と手を握りながら連れ出していました。
年長児は、すーっと年長の輪に向かって走って行きました。

この時期の子どもは年齢に関係なく平等(同等)に見ているものです。それは幼児期の特徴とも言えます。
しかし、私たち大人は、そこを理解していないから、「生意気だ」などと思ってしまいます。
本来は、年齢や学年や地位などに違いがあっても関係ないはずなのに、それに左右されてしまうから、いろいろな問題が起こるのでしょう。

年齢の節目だったこともあり、自分の中学生時代を思い出しました。友達に誘われたり誘ったりして、自転車であちこち出かけていました。
家や学校だけではつまらなく、ただ友達と一緒にいるだけで楽しかった。
などと、センチメンタルな気分にもなりました。