本格始動

本格始動

今日はとても暑かったですね!
教室は扇風機だけでは足りないくらいでした。予報最高気温が28℃だったので、道理です。車の温度計では31℃まで上がっていました。

造形月間が本格始動しました。
造形月間中は、その活動の様子を見ていただきたく活動日時をお知らせして自由に参観していただきます。
今日が初めての自由参観。多くの方が参観くださいました。
当然ながら、まだよく全体像が見えてきませんが、どんな過程をたどるのかどうぞ楽しみにしていてください。

某テレビ番組で小学校の1学級あたりの児童数を増やすか減らすかという議論などがされていたようで、それをある人が、X(Twitter)で紹介しているのを見ました。
私は番組そのものを見ていないので批評する資格はないかもしれませんが、敢えて書きます。

「1学級当たりの児童数を削減すれば、教師の負担が軽減する」
「同じ学力でクラス編成をすれば、教育効果がある」
「(少子化でもあるし)小学1年頃は、目が届いていいので、1学級の人数を減らした方がいい」

などという旨の内容でしたが、私は「???」でした。
何故なら、どの意見も子ども目線とは思えなかったからです。

「教師の負担が軽減する」
負担軽減になるのは否定はしませんが、そもそも負担になっている一番の原因は何でしょうか?本当に児童数の問題なのでしょうか?児童数が多いことが負担なら、マンツーマンが一番負担が軽いという話になりますが、そんなはずはないでしょう。

「能力を揃えれば、教育効果が上がる」
能力を揃える・・・。優生思想にも繋がる、とても恐ろしい見方です。一体誰のための教育なのでしょうか?
それに、能力を揃えたからといって、どんな教育効果が上がるというのでしょうか?実際にその番組では「上がりそうじゃないですか」という憶測で物言いをしていたようです。
能力を揃えようとすると、むしろ教育効果(向上心、思いやり、忍耐力など)は下がります。これは、既に明星幼稚園で実証済みです。(ここでは長くなるので書きません。どこか別の機会に・・・)

「減らした方が目が届く」
児童数を減らした方が目が届くと言うのなら、マンツーマンが一番良いということになってしまうでしょう。そうなったら、何のために学校があるのでしょうか。

はっきり言います。足し算引き算のような話で、教育や子育ては語れません。
大人がそのような感覚で教育や子育てを語り、進めようとする限り、子どもたちの想いは置き去りになるでしょう。
自戒を込めて・・・。