大工さん

大工さん

午前中に2件法事を勤めました。2件目は自宅でのお勤めだったのですが、読経を終えると、「やっぱり、(自宅の仏壇で)お勤めしてもらうと、とても気分がすっきりする」と仰いました。先祖代々受け継いできた家や土地と仏壇、時代が変わり、そのすべてを受け継げ難くなっていますが、ご先祖様に対する感謝の心は、ずっと受け継ぎたいものですね。

法事から帰ると、年長が造形活動をしていました。
金槌の音が軽やかに、トントンと鳴っています。
とはいえ、要領が掴めないので、壁を作るのに苦労していました。大人からしたら、とてもぎこちなく見えてしまうかもしれません。でも、子ども達は協力し合い、完成に向けて活動しています。

上手に作るばかりが目的ではありません。
誰の言葉か思い出せませんが、「教室は失敗する場所である」と言っていました。概ね賛同します。
敢えて言うなら、失敗ではなく、「試行錯誤」でしょうか。大人は子どもがうまくいかないと、つい手を貸ししてしまいがちです。なので、参観されて、やきもきした方もおられたかもしれません。
大人が手取り足取りすれば、すぐに解決するかもしれません。でも、それでは正直子どもたちはつまらないのです。
もちろん、ある程度の技術的なアドバイスは必要ですが、子どもどうしで意見を出し合いながら、協力して作り上げる方がすっと楽しいでしょう。