終業式

園長日記

終業式

終業式の前に、寺の厨房から火災が発生したという想定で避難訓練をしました。
火災報知器を鳴らすので、近隣住民が心配されないよう、メガホンで、「訓練です!火災が発生しました!」とアナウンスもしながら行いました。
地震や津波の避難訓練の経験が活きているのでしょう。園児達は戸惑うこともなく、冷静にさっと園庭に避難をしていました。

自主登園に切り替えていることもありますが、園児は半数以下でした。自主欠席者を含めた欠席者のうち、インフルエンザによる欠席が半分近くいるようです。
ここまで、インフルエンザによる欠席者が多くなったのは、12〜13年ぶりです。そのときは、2月の発表会当日でした。年中クラスの出席が3人だけでした。
いざ出番になると、そのうちの一人が泣き出して、舞台袖から出ようとしませんでした。なので、ステージ上は2名しかいません。でも、二人は相手役がいるつもりになって、作品を全うしたのです。泣いていた子も最後までステージに出ることはありませんでしたが、舞台袖で挿入歌を歌ったり、台詞を言ったりしてちゃんと発表会に参加していました。
たった3人で心細かったと思うのです。でも健気に発表会作品を演じきった姿に、涙なしではいられませんでした。
そんなことを思い出しました。

今日は満月ではないものの、とても明るい月でした。そして、月のすぐ側に寄り添う金星も、オリオン座などの周りの星もとても輝いていました。
きっと、空気が澄んでいたのでしょうね。暫くじっくり眺めました。

画像は2歳児です。終業式後に、使っていた椅子を労るように、きれいに拭いていました。他の学年も、画板を拭いたり、道具箱を整理したり、テキパキと掃除をしてくれていました。