一日早い

園長日記

一日早い

2学期始業式でした。本当は明日だったのですが、先日の臨時休園分の1日を今日がちょうど月曜だからということもあって、振り替えました。
ということで、一日早く賑やかな子ども達が帰ってきました。

「みんな病気やケガをせずに過ごしましたか?」と尋ねると「は〜い!」と元気な返事。
確かに、どの子も元気そうです。体も少しガッチリしていました。たった1ヶ月ほどでぐんと成長するのですね。改めて幼児期の成長度を実感しました。

始業式を終えてお盆の勤めました。お盆はもう過ぎているのですが、施主の方がコロナを心配して、今日に延期されたのです。遅くなっても感謝と供養の心は変わりません。
お勤め後に、私たちは暑いと言っては怒り、寒いと言っては怒り、コロナと言っては怒り、テレビで事件を見ては怒り、兎に角何がなんでも怒ろうとする。それで楽しくなる、幸せを感じられないのはわかっているはずなのに、一向に止めようとしない。怒らなければ不幸にはならないし、どんなことがあっても怒らなければ穏やかに生きられるのに・・・。自業自得でいて、あろうことか「なぜ不幸なのか」と言ってはまた怒る・・・。
暑ければ扇風機やエアコンのスイッチを入れればいいし、寒ければ一枚多く羽織ったりストーブをつければいいし・・・。でも入れたら入れたで、電気代が勿体ないだのと言ってまた怒る。もう、私たちはどうしようもない存在です。そんな話をしました。
また、どんなことでも、怒りがあればうまく行きません。たとえその時に理想の結果が得られたとしても、多かれ少なかれ後々に「しまった」となるものです。
不幸は連鎖します。幸福もまた連鎖するはずなのですが、怒りは当然だと思っている私たち、幸福の連鎖はほど遠くなってしまいます。