戸惑い

園長日記

戸惑い

年長が教材の「かずあそび」をしていました。ある図形を分解して形が変わってもその面積は変わらないことに気付いてもらうというものです。戸惑っている子も結構いました。道理で、事前に職員で研修をしましたが、大人でも一瞬戸惑ってしまうほどです。
だからといって、早期教育をしているわけではありません。このような教材を通して、形が変わっても、同じなのだとなんとなく気付いてもらえるだけでも、算数的なことだけでなく、物事の見方や捉え方の礎になります。
子どもたちだけではありません。教師も、子どもが何処で躓くのか、何が理解できて何が理解が難しいのかなど、このような教材を通して可視化、実感もできるので、子どもの状態に応じて、どのような対応をしたらよいかなどよりベターな判断ができる力にも繋がります。

戸惑いや失敗というと、とてもネガティブな言葉に聞こえますが、教育においては、実はとてもポジティブなことなのです。