上棟式

上棟式

園庭で、年中がノコギリで段ボールを切り刻んでいました。
年少で経験しているので、ノコギリの扱い方もも板に付いていました。
このノコギリ遊びの活動は、恐らく明星だけだろうと思っていましたが、あるお母さんから以前通っていた園でも行っていたそうです。
どの程度の活動かまではお伺いしませんでしたが、明星では、ノコギリを使った活動は子ども達がとても集中してくれるし、この経験が、その後に行われる造形活動などにも繋がっていきます。

現在建築中の多目的ホールの上棟式(棟上げ式)を執り行い、「せんぐ撒き」もしました。
この「せんぐ撒き」は県内でも限られた地域での呼び名であると、15年程前の本堂の上棟式を行った際に知りました。一般的には、「餅撒き」と言われています。

「せんぐ」は「散供(さんぐ)」に由来しているようです。「散供」とは、お米や金銭などを撒き散らして邪気を払うための神事なのですが、それが一般に広まったのでしょう。

本当は餅を撒くが一般的ですが、幼稚園の建物なので、代わりにお菓子にしました。また、小銭は半紙に包んで撒くのですが、それだと、小銭だとすぐ分かってしまうし、小銭だけだと顔などに当たったときが痛いので、お菓子に貼り付けました。

みなさん来てくださるか不安でしたが、蓋を開けてみれば、在園児をはじめ、卒園児、近所の方など沢山の方々が来てくださり、また、職員達がせんぐを受ける経験はあっても、撒く経験はないと聞いたので、足場に上がってもらいましたが、これを見てまた子ども達が大喜び。もともと賑やかなせんぐ撒きが、より賑やかになってとても有難かったです。

最近は、このような上棟式も珍しくなったそうです。なので、大盛り上がりのせんぐ撒きに、棟梁さんもとても嬉しそうにされていたのが印象的でした。

完成後も今日の上棟式のように沢山の人が出入りして賑やかな施設になりますように・・・。