のんびりでも

園長日記

のんびりでも

今日は法事もなく、雨天でもあったので、のんびりと過ごしました。でも、不思議なもので、いつもの時間には必ず目が覚めます。身体がその時間に反応するのでしょう。

午前中に、チベットのドキュメンタリーが放送されていました。改善という名のもとに、政府が強引に進める伝統文化の破壊と観光開発。物質的な豊かさなどが「幸福」をもたらすと政府は言います。子ども達にもそのように教育しています。でも、物は便利さをもたらすかもしれませんが、そのものに人を幸福にさせる力はありません。手に入れても、古くなったり、無くなったりすれば、新しい物を買おうとしたり、怒ったりもするでしょう。幸福を感じるのは一瞬で、その後は色あせていくものです。つまり、物質的な豊かさと、幸福は別問題なのです。物を得る、お金を得る、もちろんそれらは悪いことではありませんが、そこに幸福を求めようとする限り、幸福にはなれません。