たまたまなのか…

園長日記

たまたまなのか…

夕べ遅くまで起きていたこともあり、横になるとすぐに寝てしまいました。でも、目覚めた時、朝だと思って時計を見ると、まだ2時にもなっていません。再び寝ようとしますが、目がさえてしまい、結局再び寝付いたのが3時半頃でした。危篤の友人のことが気になってのことです。でもそれで寝不足状態になったのでしょう、目覚ましを止めて二度寝。そして完全に目が覚めたのは6時半ごろでした。

夕べ友人とまた会う約束をしていたので、約束通り今朝連れ合いが病院に出かけると、昨夜のうちに退院し自宅に戻ったといいます。結局会えずじまいで帰ってきました。きっと、今日は最期に自宅での時間を過ごしたかったのでしょう。なので、午前中は控えておいた方がいいかもということだったのですが、ちょうど今日は、友人の自宅近くの寺で正午から成道会だったので、法要後にお見舞いに行こうという話になり、友人宅に連絡をすると、今朝6時半ごろ、自宅で眠るように息を引き取ったとの返事。意識のあるときから、自宅に帰りたいと言っていたそうなので、その思いを叶えてあげたのでしょう。

死に化粧を済ませた友人は、痩せてはいたものの、生前の姿をとどめていました。本当に亡くなっているのかと思うほどです。その姿を見ていると、走馬灯のように生前のやりとりが浮かんでは消えていきます。ご縁があってまだ数年で、私よりも一回りも年上なのに、年齢差なんて一切感じないほど、そして古くからの友人だったかのように、会う度にいつも時間を忘れて、いろいろな話をしていました。それも、つい最近までそうだったのです。信じられないというよりも、なぜ?という思い…、怒り…?仕方ないことなのはわかっていても、複雑な気持ちを押さえることができません。こんなに、やりきれない気持ちになったのは初めてです。昨日は涙すら出てこなかったのに、この日記を書きながら涙が止まりません。薄情ではなかった?いや、そんな話はどうでもいいことでした。ただただ 哀しいです。