お盆

園長日記

お盆

8時過ぎに年長のお泊まり保育が終了しました。
明星のお泊まり保育は、園内で行います。昨日も書きましたが、普段は昼間にしか過ごさない幼稚園に泊まるという、子どもにとっては異次元の世界です。
毎回のことながら、一夜明けた子どもたちの様子は少し違います。親元を離れ初めて一人で泊まる経験をした子も結構いました。たった一泊と言うなかれ、子どもたちにとっては大冒険ですし、大きな自信に繋がったことでしょう。

お迎えラッシュも一段落して暫くして、お盆棚経に出かけました。ちなみに、明星寺では新暦の7月盆と旧暦の8月盆の両方あります。何故かというと、稲作に関係しています。宮崎は早期水稲で、旧暦のお盆の時期に稲刈りが重なりやすいためです。

今年のお盆棚経は、例年とは少し違っていました。
キーワードは「赤ちゃん」です。今日一日で数件賑やかなお宅にお伺いしました。ある赤ちゃんは、まだ生後2ヶ月も経っておらず、私がお伺いすると、オギャーオギャー!と泣いていました。でも不思議なもので、読経中は殆ど泣くことはありませんでした。度胸が終わると、私の目の前に連れてきてくれたので、赤ちゃんが元気に健やかに育つよう、幸せな人生が送れるようにお唱えを差し上げました。
その後にお伺いしたお宅には、伝い歩きが出来る程の赤ちゃんがいました。私の目を見つめながらニコニコして近づこうとしたり、机をバンバンと叩きながらキャッキャと喜んでいました。
決して自惚れるつもりはありませんが、私は赤ちゃんにモテやすいようです。恐らく丸い顔と眼鏡がアンパンマンのような丸いイメージに繋がるのでしょう。ちなみに実際に赤ちゃんは丸い物に惹かれるのは科学的に証明されているようです。
たとえそんな理屈であったとしても、嬉しくなりますね。