大きな木の下で

園長日記

大きな木の下で

昨日に引き続き、暖かい日差しにサラリとした風が心地よい一日でした。
担任達もこの陽気に誘われたのでしょう、せんだんの木の下でシートを敷いて弁当を食べるクラスがありました。
屋外で食べる弁当は、子どもたちにとっても特別なようです。以前、晴れているのに何故外で食べないのかと訴える子がいましたが、その気持ちがわかる気がしました。

午後、年中が体育遊びをしていました。
四つん這い(膝は使わない)になって前進した後、その体勢のまま後退もします。
前転や跳び箱などに繋がる活動です。

年長が朝顔を植えるので、降園後にDIYショップへ土を買いに行きました。大売り出し日だったようですが、結構空いていて、すんなりと入り口付近に駐車できました。しかし、店内に向かおうとしたとき財布がないこと気付きました。サザエさんの歌が頭に流れてきて、一旦帰宅。再びショップに行くと、打って変わって満車状態・・・。たった20分程度の差でこんなに変わるのかと驚きました。駐車場をぐるりと回りましたが空きそうにないと諦めて、明日の給食の食材を買いに行きました。

ところで、「うすい」というエンドウ豆をご存じでしょうか?グリーンピースの一種です。「うすい」という名称の由来なのかどうか分かりませんが、薄い(白っぽい)緑色をしています。
西日本にしか流通していないようですね。しかも一年でこの時期にしかありません。
子どもの頃は、よくこの「うすいえんどう」の鞘剥きをさせられました。一番美味しいと思うのは、シンプルに塩味の炊き込みご飯。旬のタケノコを入れてもいいです。ちなみに明日は、みそ汁の実にします。
グリーンピースご飯って、子どもに人気がないそうですが、この「うすいえんどう」ではないからでしょう!と断言したい程、味も食感も違います。もし、「グリーンピースご飯ってあんまり美味しくないよね」と思っておられたら、是非「うすいえんどう」で作ってみてください。

通夜のお勤めをしました。故人はとても穏やかで上品な方でした。
どんなに素敵な人でも、名誉を得た人でも、誰でも、結局はいつか必ず死にます。では、どう生きたらいいのでしょうね。

山奥の家を取材する番組をたまたま見ました。ちょうど宮崎県の山奥の一軒家を取り上げていました。
そこで興味深い話がありました。明治時代の版籍奉還で、当時の領主がその後の繁栄につながると考え、土地をすべて領民に分配したのだそうです。過疎と言われる地域ではあるものの、そこに暮らす人々は、その領主の想いを受け継いでいるように感じました。
先の、どう生きたらいいかに繋がるなと感じました。もちろん、こんなことは出来ないかもしれませんが・・・。