塗り替え

塗り替え

午前中、近所の老人ホームに慰霊法要のお勤めに行きました。
当時の施設長さんが、入所者で亡くなった方々の供養をしたいと、入所者の檀家さんに相談したら明星寺にと提案してくださったのが切っ掛けで、私が毎年お勤めをしています。
仏壇が設置してある広間には、職員も含め20人あまりが集まっていました。読経を始めると、そのうちのどなたかの笑い声が断続的に聞こえてきました。
きっと、楽しかった何かを思い出しているのかと思いつつ読経を進めました。
過去帳には250名余りの亡くなった入所者の名前が書かれていて、本当なら一人ひとり読み上げたいところですが、過去帳を開いて、念じることでそれに代えさえてもらいました。
読経後に、簡単な法話をしました。法話を終え、「みなさんお元気で」と挨拶をすると、読経中と同じ笑い声が聞こえてきました。その方を見ると、その顔つきから笑っているようにも見えましたが、目には涙を浮かべておられました。実は、読経中も笑っておられたのではなかったのです。
きっと、何かこみ上げるものがあったのでしょう。

法要から帰ると、年長が楽器遊びをしていました。楽器を持っている子が円陣を組み座ります。その中央でひとり、走ったり跳ねたり、しゃがんだり、好きなように動きます。楽器を持っている子は、その中央の子の動きに合わせながら楽器を鳴らします。
このような楽器遊びも明星では沢山行います。
楽器と言えば、練習というイメージが未だに強いです。でも、「楽」器なので、まず楽しむのが大事でしょう。

連休中から登り棒の塗り替えをしています。本当は連休中に済ませたかったのですが、他の仕事の合間合間だったので、間に合わず、今日も降園後に作業をしました。発色をよくするために、一旦全て白を塗ってから他の色を上塗りしています。金曜までには完了する予定です。

明日は、大阪から先生にお越しいただき、一日研修です。

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