お茶会

園長日記

お茶会

年長が初めてのお茶会を経験しました。所謂「茶道」です!
と言っても、お茶を点てたりするのではなく、畳での作法など、日本の伝統習慣に触れてもらう程度のものです。
でも、これって、皆さんも意外と知らないのではないでしょうか?
「もしかしたらお母さんも知らないかもしれないから、教えてあげてね」と言っていますので、もしご存じなかったら、教わってくださいね!
初回ですが、挨拶の仕方、器の持ち方など、結構すんなりと出来ていてとても驚きました。お母さん達へのお披露目は年明けになりますが、今から楽しみにしていてくださいね!

最近、健康のために漢方薬を取り入れました。これが私には頗る合っているようです。西洋の薬は今起きている症状、つまり表面化している症状に対して働きかけます。例えば、痛いから痛みを消す(緩和する)のが大きな目的です。でも漢方薬は、痛みの原因に対して働きかけます。
また、漢方薬は、西洋薬よりも「効かない」または、「即効性がない」と言われますが、そんなことはありません。数日前に処方された漢方薬は、飲んで30分程度で効き目が表れ始めました。
また、痛みを止めるためだけが目的ではなく、根本原因を治そうとするのが目的なので、とても合理的だと思います。

これって、保育や子育てなどにも当てはまるでしょう。
例えば、落ち着きがない子どもがいたとします。その子を押さえつければ収まるかもしれません。その子を発達障害かもと疑い診察を受け、その診断を受けて薬を飲ませたり何かしらの支援を受ければ収まるかもしれません。でもそれらによって収まったとして、それで子どもが「治る(治った)」と本当に言えるでしょうか?
収まっているのが、押さえつけている間だけだったら、薬が効いている間だけだったら、支援を受けている間だけだったら・・・、どうでしょうか。実際にその場だけの一時的なことが多いのです。
落ち着きがない子どもに対して、どうしてそうなるのか、そしてその原因を探して見つかったら、どうしたらよいかと考え対応するのが自然でしょう?

西洋の薬を否定しているわけではありません。例えば大怪我などで、出血を止めたり、痛みを抑えたりする必要もあるでしょう。そんなときは西洋的な対応も大事になるでしょう。でも、それでも根本的な解決にはなり得ません。その後の対応、処置、そして治癒力(免疫)が大事でしょう。