園外保育(年長)

園長日記

園外保育(年長)

宮崎駅から電車で空港まで出かけました。電車に初めて乗ると言う子が結構いました。逆に飛行機に乗ったことがあると言う子はほとんどいませんでした。「宮崎ならでは」の傾向なのかもしれません。空港からは園バスで途中公園に寄り昼食を食べて帰るという、乗り物三昧でした。

乗り物つながりということで、「トロッコ問題」という究極の選択を、小中学校の道徳か何かの授業で出されたことが問題になっているようです。困ったときに助けを求めることの大切さや、思いやりについて考えてほしかったそうなのですが、そもそも、そのような狙いをこの問題に持たせること自体に問題があります。困ったときに助けを求めたり、思いやりの心を育てるには、日々の基礎的なコミュニケーションなどが大事であって、出題をするにしても、子ども達が身近に経験することをテーマにすべきです。現実離れした問題を議論させることにどれだけの意味があるのでしょうか。狙いとは裏腹に、凄惨なシチュエーションに怖がった子ども達がいたのも当然でしょう。私には、場当たり的に企画したとしか思えません。