電話
今朝6時過ぎに電話が鳴りました。
葬儀社から葬儀の依頼でした。
まだ、亡くなるには早いと感じられる年齢の方でした。
とは言え、それは、私が勝手に思っているだけで、早い遅いなんて言えないのかもしれません。
最近は大分依頼が少なくなりましたが、枕経(まくらぎょう)のお勤めに、自宅へ伺いました。
この枕経、亡くなって以降にお勤めするのが当たり前のようになっていますが、本来は、亡くなる前に読経をして、言ってみれば、臨終に備えて心構えでもらうためのお勤めです。でも、そのようなタイミングにうまく合わせることは難しいので、結果的に、亡くなったあとになったのでしょう。
それなら意味のないことたのではと思いますが、そうでもないようです。実は、死を迎えた後も神経や細胞のレベルでは、ある程度機能しているのだそうで、最も最後までそのような反応があるのが聴覚なのだそうです。死後半日経っても反応があった事例もあるのだとか…。
そんなことを思い出しながら、届いてとばかりにお勤めをしました。
数時間後には、その方のお通夜をお勤めしました。
故人よりも、幸せな人生になれるようにと誓いを立てましょうという旨のお話をしました。