お茶会
2回目のお茶会でしたが、前回よりも少しスムーズに動けていました。
今日は、畳の部屋での立ち座りと、菓子皿からお菓子を取る際の姿勢について、少し詳しく伝えました。
恐らく、大人でも知らない人が多いでしょう。
つい畳に手をついて立ち上がたっり座ったりしてしまいがちですが、正しくは畳に手をつかないで立ち座りします。
お菓子を取るときも、使わない手を畳につけがちですが、正しくは、膝の上に手を置きます。
「どうだっていいじゃん」と思うかもしれません。私もそう思っていましたし、家ではこれらの作法はあまり気にせずに過ごしています。
しかし、とてもシンプルで理にかなっていることが多いのです。例えば、畳に手をつかない作法も、手を汚さないためでもあります。
しかも、作法によって、振る舞いが整って美しい姿勢になります。
実際に、お茶会で子ども達が作法に沿った振る舞いをしている姿はとても美しいです。
午後は、寺役員の集まりがありました。本題以外の話題は、年齢。「もうこの年になるとね・・・」とか「まだ若い!」とか、病気自慢などなど、五十歩百歩のやりとりが繰り広げられました。
私が寺に本格的に関わるようになってから約30年なので、その頃役員さん方は、45〜60歳くらいです。当時は威勢のいい話に花が咲いていましたが、30年経つとこんな会話をするようになるんですね。まぁ、私の30年後でもあるのでしょうけれど。