お盆

園長日記

お盆

お盆と言えば8月でしょうが、7月もあります。旧暦か新暦かの違いです。

今日は味噌汁給食なのに、それを失念してお盆棚経の予定に入れてしまったので、お米を研いで、朝礼まで済ませ出かけました。近所だったので、給食業務には、それほど支障はありませんでした。

棚経では施主と、「5日に地震は来なかった」という話から、飼ってみたい動物まで世間話をしました。
どんなに研究しても、地震はいつくるかわからないから、そうなった時の覚悟が大事だという話にもなりました。

それで、お釈迦さまの、「毒矢のたとえ」の説法を思い出しました。
ある人が、毒矢に撃たれ倒れていたのを発見した人が、助けるために矢を抜こうとすると、抜くなと拒まれます。そして倒れた人は、撃ってきた方角や誰の仕業なのか、毒の成分は何かなどを調べなければならないと言うのです。そうこうしているうちにその人は毒が回り死んでしまいました。

地震に備えるのは必要でも、もし地震が起きたとき、「震源は?」「震度は?」「起きた原因は何か?」と考えている場合ではないでしょう。そんなことを分析しているうちに、津波が来る、建物が崩る、身の回りの物が倒れてくるのを避けられなかったら、命を落としかねません。まずは安全な場所に避難するべきでしょう。
当たり前だと思うかもしれませんが、大なり小なりこれで苦しんでいるものです。つまり、約2600年前から根本的に人間は何も変わっていないのでしょう。